長女気質であること

長女気質の定義があるのか、チェックリストがあるかどうかは知らないが、あたしは長女気質だ。 今日も終電を逃し、別の路線の終電で帰るその道で、アジア系の若い女性から声をかけられた。カルディにあるようなお菓子が、seriaにあるような包装がなされてい…

自分の限界を知り、制御すること

あたしは他人のやさしさを受けている。 あたしは、近頃、いい調子ではない。たかが風邪で仕事を休んだ。上からの評価もよくない。それなのに、新しい仕事は増え、あたしの仕事のスケジュールは、社内のルールの最高値まで到達している。 あたしの最近の休日…

忘れるということ

「人は忘れることができるから、生きていけるのだ」 18のあたしに、19の彼はかつてそう言った。今じゃそんなことを言ったことも、もしかしたら、あたしと毎日話していたことも、彼にとっては忘れたことかもしれない。 例えば、語学を学んでいて、単語帳を何…

どうでもいいと思うこと

「もうどうでもいい」と思う瞬間が増えている。最近は、自分の心が離れていく瞬間をたくさん目の当たりにしている。大事なものでなくなると、それはどうでもよいものになる。愛の反対は無関心というのはこういうことか。 それでも、感情は完全なる無となるこ…

水の流れと石、そして、夕陽

「彼は水みたいな人なんだね」と周りの人から評判の良くなかった元恋人のことを話したら、評されたことがある。あたしは、昔から山ではなく、海や川に散歩に行っていた。水の流れがすきだった。最近のあたしは、「石のように」重い身体と気持ちを引きずり、…

宝箱と本棚

大学生の頃、文章を書くクラスに参加していた。いろんなテーマがあって、自由に文章を書き、それを皆で評論する。良し悪しを話し合うのではなく、好みや感想を言い合うようなディスカッションをしていた。そして、度々、教授は授業の感想アンケートを個人的…

まだマシなこと

大前提として、あたしは自分がこの世で一番不幸だとは思っていないことを先に明記します。 大なり小なり、ハタチも越えれば、それぞれ苦労や過酷な経験もあるだろうと思う。その重さは、その人にしか計ることができない。それでもなお、他人から、つらいこと…

柳に憧れている話

「柳のようになりなさい」 5年前にハローワークで担当してくれていた、シルバーヘアの似合うフランス語が堪能で、独身で、子どもはおらず、休日には国際交流ボランティアをしているという女性に言われた言葉である。 新卒で入った会社を一年経たずして辞め、…

新しいことを始めること

子どもの頃のあたしは、はつらつとしていた。しかし、周りと馴染むのがうまいかというと、そうではなく、休み時間にみんなとドッヂボールをして遊ぶことよりと、校庭の水仙を眺めて過ごすことを選ぶような変わった子だった。一方で、いわゆる仕切り屋な一面…

プライドが邪魔をするとき

あたしにはプライドなんてないと思っていた。あたしにあるのは誇りだと思っていた。Prideには、誇りの他にも、自尊心や自惚れの意味もある。 今のあたしはプライドがズタズタになっている。 これまでにもあったが、対人関係において、社会で耳の痛い指導をさ…

ポッケの中を探してみること

「まいっちゃうなあって時にはさ、ポッケの中を探してみなよ。絶対なにか入ってる。使えるカードがあるはずだ。」 このようなことを言われたことがある。あたしのポッケは穴が空いているのだろうか。使えるものがまるでない気がする。 あたしは喫煙者で、週…

10キロ先を向いて生きること

10キロ(おそらくもっと)先にある夢に向かって、生きられているだろうか。 あたしには夢がある。そして、夢とは全く違う業界で働いている。夢に直接関連する業務もない。仕事終わりには、ご飯を無理やり飲み込み、薬を飲み、お風呂に入らない日だってある。休…

「I」だけで語り続けること

あたしはあたしを愛している。 あたしはあたしがどう考えているかを言葉にする。 あたしは「I」から語り始める人である。 あなたが、お前が、あんたが、彼が、彼女がというのは、あまり使わないように思う。いつもあたしが語り手であり、あたしがあなたのこ…

非生産的であること

なにもしない、なにも考えない。 最近はそんな非生産的なことに時間をかけるようにしている。そんなことしかできないほど、疲労感があるというのが一番の理由だが、他にもある。 毎日生きているだけで、インプットの連続なのだ。誰になにを言われた。インタ…

真面目であること

真面目であることで、邪険にされた経験が多い。 例えば、「慇懃無礼」だとか、「四角四面」だとか、「柔軟性がない」だとか「近寄りがたい」と指摘されたことがある。なんとかしようと自分なりにカジュアルさを出そうとしたり、笑顔を増やしたりしてみたが、…

夢を追うこと

夢を追っている。 いつからその夢を持つようになったのかはわからない。だけど、大学のゼミで教授が言った言葉が忘れられない。 「人が目の前に立っただけで、その人に合わせた言語が表示される自動販売機ができたら…そんなドラえもんのような世界がそこまで…