2024-01-01から1年間の記事一覧

長女気質であること

長女気質の定義があるのか、チェックリストがあるかどうかは知らないが、あたしは長女気質だ。 今日も終電を逃し、別の路線の終電で帰るその道で、アジア系の若い女性から声をかけられた。カルディにあるようなお菓子が、seriaにあるような包装がなされてい…

自分の限界を知り、制御すること

あたしは他人のやさしさを受けている。 あたしは、近頃、いい調子ではない。たかが風邪で仕事を休んだ。上からの評価もよくない。それなのに、新しい仕事は増え、あたしの仕事のスケジュールは、社内のルールの最高値まで到達している。 あたしの最近の休日…

忘れるということ

「人は忘れることができるから、生きていけるのだ」 18のあたしに、19の彼はかつてそう言った。今じゃそんなことを言ったことも、もしかしたら、あたしと毎日話していたことも、彼にとっては忘れたことかもしれない。 例えば、語学を学んでいて、単語帳を何…

どうでもいいと思うこと

「もうどうでもいい」と思う瞬間が増えている。最近は、自分の心が離れていく瞬間をたくさん目の当たりにしている。大事なものでなくなると、それはどうでもよいものになる。愛の反対は無関心というのはこういうことか。 それでも、感情は完全なる無となるこ…

水の流れと石、そして、夕陽

「彼は水みたいな人なんだね」と周りの人から評判の良くなかった元恋人のことを話したら、評されたことがある。あたしは、昔から山ではなく、海や川に散歩に行っていた。水の流れがすきだった。最近のあたしは、「石のように」重い身体と気持ちを引きずり、…

宝箱と本棚

大学生の頃、文章を書くクラスに参加していた。いろんなテーマがあって、自由に文章を書き、それを皆で評論する。良し悪しを話し合うのではなく、好みや感想を言い合うようなディスカッションをしていた。そして、度々、教授は授業の感想アンケートを個人的…

まだマシなこと

大前提として、あたしは自分がこの世で一番不幸だとは思っていないことを先に明記します。 大なり小なり、ハタチも越えれば、それぞれ苦労や過酷な経験もあるだろうと思う。その重さは、その人にしか計ることができない。それでもなお、他人から、つらいこと…

柳に憧れている話

「柳のようになりなさい」 5年前にハローワークで担当してくれていた、シルバーヘアの似合うフランス語が堪能で、独身で、子どもはおらず、休日には国際交流ボランティアをしているという女性に言われた言葉である。 新卒で入った会社を一年経たずして辞め、…