10キロ先を向いて生きること

10キロ(おそらくもっと)先にある夢に向かって、生きられているだろうか。

あたしには夢がある。そして、夢とは全く違う業界で働いている。夢に直接関連する業務もない。仕事終わりには、ご飯を無理やり飲み込み、薬を飲み、お風呂に入らない日だってある。休みの日には、友人と会ったり、溜まった家事をしたり、たくさん寝たりする。

 

一日を終えること、一週間を過ごすことで精一杯な毎日だ。夢に近づけそうだと思って仕事の条件は絞ったが、夢に近い付いていると実感できることはほぼない。強いていえば、このブログだろうか。やりたいと思いながら、やらずに溜まっていることはある。ボランティアで経験を積むとか、オンライン配信の講義を見るとか、勉強をするとか。手がついていない。

 

少し前に、お酒ばかり飲み、文字通り涙も出ないほど、くたばっていた時期があった。その時に送られたメッセージがある。

「今はそれでいい。ただ、身体だけは10キロ先向いていこう。目標に向いてさえいれば、少し動くだけで進んでいくから。」

あたしは馬鹿みたいにこの言葉を信じている。

目の前のことで手一杯で、行動できない毎日の中で、必死に生きている。情けない思いもあるが、しかし、道は繋がっているはずだ。あたしは今、しゃがみ込んでいるが、顔を上げれば10キロ先を見据えられる。また立ち上がり、歩き出せるタイミングもくる。その時を辛抱強く待つことにしている。あたしが選んだこの道は、あたしが10キロ先を向いている限り、夢へと繋がっているはずだ。